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動画編集では、映像と同じくらい音の確認が大切です。BGMの音量バランス、ナレーションのノイズ、カットの切れ目の「プツッ」という音。こうした粗は、パソコンのスピーカーや普段使いのイヤホンでは気づきにくく、視聴者のスマホやイヤホンで初めて目立つことがよくあります。

この記事では、動画編集用のヘッドホンの選び方と、価格帯別のおすすめ5機種を紹介します。仕様は各メーカーの公式サイト、価格は価格.comの最安価格(2026年10月26日時点)です。

結論:有線の密閉型モニターヘッドホンを選ぶ

迷ったら、有線で使う密閉型の「モニターヘッドホン」を選んでください。モニターヘッドホンは、音を盛らずにそのまま聞かせることを目的に作られたヘッドホンで、音のバランスやノイズを判断しやすいのが特長です。

こんな人におすすめ価格.com最安(税込)
まず1万円以下で始めたいaudio-technica ATH-M20x8,800円
ケーブル交換もできる中価格帯がいいaudio-technica ATH-M40x15,400円
日本のスタジオの定番を使いたいSONY MDR-CD900ST19,800円
長く使える定番がほしいaudio-technica ATH-M50x19,900円
高い周波数まで細かく聞きたいSONY MDR-M134,000円

※価格は2026年10月26日時点の価格.comの最安価格です。変動するため、購入前に各ショップで確認してください。

動画編集用ヘッドホンの選び方

ワイヤレスより有線を選ぶ

Bluetoothのワイヤレスヘッドホンは、映像に対して音がわずかに遅れて聞こえることがあります。口の動きと声のタイミングを合わせる作業や、音に合わせてカットする作業では、このずれが判断を狂わせます。編集作業には、遅延のない有線のヘッドホンを使いましょう。今回紹介する5機種は、すべて有線です。

密閉型か開放型か

ヘッドホンには、イヤーカップが閉じた密閉型と、外に音が抜ける開放型があります。密閉型は周りの音を遮りやすく、音漏れも少ないので、自宅のリビングやカフェなど、静かとは限らない場所で作業する人に向いています。今回は5機種とも密閉型を選びました。

長時間着けても疲れにくいか

動画編集は、1本仕上げるのに何時間もかかることがあります。重さはひとつの目安で、今回の5機種は約190g〜285gです。ただし、側圧(頭を挟む強さ)やイヤーパッドの当たり方は人によって感じ方が違うので、できれば家電量販店で実際に着けてみるのがおすすめです。

ケーブルの長さと交換できるか

デスクトップパソコンの裏側に挿すなら長めのケーブル、ノートパソコンの横で使うなら短いケーブルが扱いやすくなります。ケーブルを交換できるモデルなら、断線したときもケーブルだけ買い替えられます。

動画編集におすすめのヘッドホン5選

【入門】audio-technica ATH-M20x

audio-technica ATH-M20x
audio-technica ATH-M20x。画像はオーディオテクニカ公式サイトより。

おすすめポイント

  • 価格.comの最安価格が1万円以下
  • 約190gと5機種の中でいちばん軽い
  • 3.0mのケーブルでデスクトップにも届く

オーディオテクニカのモニターヘッドホン「Mシリーズ」のエントリーモデルです。まずはパソコンのスピーカーから卒業したい、という人の最初の1台に向いています。ケーブルは着脱できないので、断線には気をつけて使いましょう。

型式密閉ダイナミック型
ドライバーφ40mm
再生周波数帯域15〜20,000Hz
インピーダンス47Ω
重さ約190g(コード除く)
ケーブル3.0m(着脱不可)
価格(税込)8,800円(価格.comの最安価格)

製品の詳細を確認する:オーディオテクニカ公式サイト

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【中価格帯】audio-technica ATH-M40x

audio-technica ATH-M40x
audio-technica ATH-M40x。画像はオーディオテクニカ公式サイトより。

おすすめポイント

  • 1.2mのカールコードと3.0mのストレートコードの2本が付属し、交換できる
  • 再生周波数帯域は15〜24,000Hz
  • 240gで、M50xより軽い

ATH-M20xとATH-M50xの間に位置するモデルです。ケーブルを使う場所に合わせて付け替えられるので、ノートパソコンとデスクトップの両方で使う人にも便利です。

型式密閉ダイナミック型
ドライバーφ40mm
再生周波数帯域15〜24,000Hz
インピーダンス35Ω
重さ240g(コード除く)
ケーブル1.2mカールコード、3.0mストレートコード(交換式)
価格(税込)15,400円(価格.comの最安価格)

製品の詳細を確認する:オーディオテクニカ公式サイト

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【スタジオ定番】SONY MDR-CD900ST

SONY MDR-CD900ST
SONY MDR-CD900ST。画像はソニー公式サイトより。

おすすめポイント

  • 日本のレコーディングスタジオや放送の現場で長く使われているモデル
  • インピーダンスは63Ω
  • 公式サイトでは業務用のプロ仕様と位置づけられている

ソニーのモニターヘッドホンの定番です。ソニーの公式サイトによると、業務使用を目的としたプロ仕様のため、無償修理期間は設定されておらず、修理はすべて有償です。そのかわり、イヤーパッドなどの部品を交換しながら長く使えるヘッドホンとして知られています。ケーブルは2.5mで、プラグはステレオ標準プラグです。ノートパソコンにつなぐ場合は、ステレオミニプラグへの変換アダプターを用意しましょう。

型式密閉ダイナミック型
ドライバー40mm
再生周波数帯域5〜30,000Hz
インピーダンス63Ω
重さ約200g(コード含まず)
ケーブル2.5m(ステレオ標準プラグ)
価格(税込)19,800円(価格.comの最安価格)

製品の詳細を確認する:ソニー公式サイト

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【定番】audio-technica ATH-M50x

audio-technica ATH-M50x
audio-technica ATH-M50x。画像はオーディオテクニカ公式サイトより。

おすすめポイント

  • φ45mmの大口径ドライバー
  • 再生周波数帯域は15〜28,000Hz
  • 交換できるケーブルが付属

オーディオテクニカのMシリーズの中心モデルです。5機種の中では285gといちばん重いので、長時間の作業が多い人は一度試着してから選ぶと安心です。音のバランスを確認しやすく、動画編集から音楽制作まで幅広く使える1台です。

型式密閉ダイナミック型
ドライバーφ45mm
再生周波数帯域15〜28,000Hz
インピーダンス38Ω
重さ285g(コード除く)
ケーブル1.2mカールコード、3.0mストレートコードなど(交換式)
価格(税込)19,900円(価格.comの最安価格)

製品の詳細を確認する:オーディオテクニカ公式サイト

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【上位】SONY MDR-M1

SONY MDR-M1
SONY MDR-M1。画像はソニー公式サイトより。

おすすめポイント

  • 再生周波数帯域は5〜80,000Hzと、5機種でもっとも広い
  • 約1.2mと2.5mのケーブルが付属し、着脱できる
  • 約216gと、帯域の広さのわりに軽い

2025年に発売された、ソニーの比較的新しいモニターヘッドホンです。音楽やナレーションの細かいニュアンスまで確認したい人、本格的に音にもこだわりたい人に向いています。

型式密閉ダイナミック型
ドライバー40mm
再生周波数帯域5〜80,000Hz
インピーダンス50Ω
重さ約216g(ケーブル含まず)
ケーブル約1.2m/2.5m(着脱式)
価格(税込)34,000円(価格.comの最安価格)

製品の詳細を確認する:ソニー公式サイト

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おすすめ5機種の比較表

機種重さインピーダンスケーブル価格.com最安
audio-technica ATH-M20x約190g(コード除く)47Ω3.0m(着脱不可)8,800円
audio-technica ATH-M40x240g(コード除く)35Ω1.2mカールコード、3.0mストレートコード(交換式)15,400円
SONY MDR-CD900ST約200g(コード含まず)63Ω2.5m(ステレオ標準プラグ)19,800円
audio-technica ATH-M50x285g(コード除く)38Ω1.2mカールコード、3.0mストレートコードなど(交換式)19,900円
SONY MDR-M1約216g(ケーブル含まず)50Ω約1.2m/2.5m(着脱式)34,000円

※仕様は各メーカーの公式サイト、価格は2026年10月26日時点の価格.comの最安価格です。

ヘッドホンをそろえたら、音の編集スキルも磨こう

良いヘッドホンがあっても、音量のそろえ方やノイズの消し方を知らなければ、仕上がりは変わりません。BGMとナレーションのバランス、効果音の入れ方といった音の編集の基本は、動画の印象を大きく左右します。

オンラインの動画編集スクールSTUDIO USでは、Premiere Proでの編集の基礎から、After Effectsを使ったモーショングラフィックス、案件の取り方まで学べます。動画クリエイター総合コースは国の補助金・給付金の対象にもなっているため、条件を満たせば受講料の負担を大きく減らせます。

STUDIO USの詳細を見てみる:公式サイトはこちら

動画編集のヘッドホンに関するよくある質問

Q:普段使いのイヤホンではだめですか?

使えなくはありませんが、普段使いのイヤホンやヘッドホンの多くは、低音を強めるなど聴いて楽しい音に味付けされています。音量バランスやノイズを正しく判断するには、モニターヘッドホンのほうが向いています。最後の確認として、視聴者と同じようにスマホやイヤホンでも聞いてみるのがおすすめです。

Q:ノイズキャンセリングのワイヤレスヘッドホンは使えますか?

周りの音を消せるのは便利ですが、Bluetooth接続では音の遅延が出ることがあります。編集作業では有線のモニターヘッドホンを使い、ワイヤレスは移動中の確認用などに分けるのが安心です。

Q:パソコンの性能も関係しますか?

ヘッドホン自体はパソコンの性能に左右されませんが、編集ソフトが重いと再生が途切れて音の確認がしにくくなります。パソコン選びは動画編集におすすめのパソコンで詳しく紹介しています。

まとめ:まずは有線の密閉型モニターヘッドホンを1台

動画編集用のヘッドホンは、遅延のない有線の密閉型モニターヘッドホンが基本です。1万円以下ならATH-M20x、定番ならMDR-CD900STかATH-M50x、より細かく音を聞きたいならMDR-M1を選びましょう。

モニターや外付けSSDなど、ほかの機材もそろえたい人は、動画編集におすすめのモニターや動画編集におすすめの外付けSSDもあわせてご覧ください。