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動画編集を始めたいと思ってパソコンを調べると、「CPU」「GPU」「メモリ」といった言葉が並び、何を選べばいいのか分からなくなりがちです。家電量販店で「動画編集用」と書かれたパソコンを見ても、10万円台から50万円を超えるものまであり、どれが自分に合うのか判断しにくいのが実情です。

動画編集用のパソコン選びで大切なのは、「どのソフトで、どんな動画を、どこで作るか」を先に決めることです。スマホで撮った動画をカットしてYouTubeに上げたい人と、4K素材で企業のPR動画を作りたい人では、必要なパソコンがまったく違います。用途が決まれば、必要な性能も予算も自然に絞り込めます。

この記事では、動画編集を始める人に向けて、パソコンの選び方を用途・ソフト・予算・パーツごとに解説し、目的別におすすめの6機種を紹介します。

結論:迷ったら「メモリ16GB以上・SSD 512GB以上」から

先に結論をまとめると、動画編集用のパソコンはメモリ16GB以上・SSD 512GB以上を出発点に選び、4K編集や副業での利用まで考えるならメモリ32GB・専用GPU・SSD 1TBを目安にすると失敗しにくくなります。

目的メモリGPUストレージ予算の目安(本体)
学習・フルHDのカット編集16GB内蔵GPUでも可512GB〜15万〜25万円
副業・フルHD〜4K32GB専用GPU(GPUメモリ8GB)1TB25万〜45万円
4K・エフェクト・アニメーション32GB以上専用GPU(GPUメモリ12GB以上)1TB以上45万円〜

※メモリとGPUの目安は、Adobeが公開しているPremiere Proの推奨仕様(HDはメモリ16GB、4K以上は32GB以上、GPUメモリ8GB)をもとにしています。予算の目安は、本記事で確認した2026年10月時点の公式価格から編集部がまとめたものです。

使うソフトで変わる、必要なパソコン

動画編集ソフトによって、パソコンへの負荷や対応するOSが違います。スクールに通う予定がある人は、まず教材で使うソフトを確認しておきましょう。

ソフト対応OSパソコンへの負荷特徴
Premiere ProWindows・Mac中〜高仕事で最もよく使われる編集ソフト。スクールの教材にも多い
After EffectsWindows・Mac高いモーショングラフィックスや合成に使う。メモリを多く使う
DaVinci ResolveWindows・Mac中〜高無料版がある。色調整に強く、GPUの性能が効きやすい
Final Cut ProMacのみ中Macに最適化されていて、Macなら軽快に動きやすい
CapCut(PC版)Windows・Mac低〜中無料で始めやすい。SNS向けの短い動画の編集に便利

副業で動画編集の仕事を受けたいなら、Premiere Proが快適に動くかを基準に選ぶのが確実です。Premiere Pro向けの詳しい選び方はPremiere Proにおすすめのパソコン、After Effectsまで使う人はAfter Effectsにおすすめのパソコンで解説しています。

ノート・デスクトップ、Windows・Macの選び方

ノートとデスクトップ|作業する場所で決める

ノートパソコンデスクトップ
持ち運びできるできない
同じ予算での性能やや低め高い
あとからの強化難しい機種が多いメモリやSSDを増やしやすい
必要なもの本体だけで使えるモニター・キーボード・マウスが別に必要なことが多い

スクールの教室に持っていく、カフェでも作業するなど、場所を変えて使うならノート、自宅の机で腰を据えて作業するならデスクトップが向いています。それぞれのおすすめ機種は動画編集におすすめのノートパソコンと動画編集におすすめのデスクトップPCで紹介しています。

WindowsとMac|普段使っているOSが基本

Premiere ProやDaVinci Resolveなど、主な編集ソフトはWindowsとMacの両方で使えます。同じ予算で高い性能を選びやすいのはWindows、軽くてバッテリーが長持ちするノートを選びやすいのはMacです。迷ったら、普段使っているOSに合わせると、操作に戸惑わずに編集の学習に集中できます。詳しくは動画編集はMacとWindowsどっち?で比較しています。

動画編集用パソコンのスペックの見方

メモリ|いちばん効くのはメモリ

メモリは、編集中の映像やソフトのデータを一時的に置いておく場所です。動画編集でパソコンが「重い」と感じる原因の多くはメモリ不足です。学習なら16GB、副業や4Kなら32GBを目安にしてください。

CPU|Core Ultra 7・Ryzen 7・Mの数字で見る

CPUは、動画の読み込みや書き出しの速さに関わります。IntelならCore Ultra 7・Core i7以上、AMDならRyzen 7以上、MacならM5以降のチップが目安です。同じ「Core i7」でも世代やノート用・デスクトップ用で性能が違うため、型番まで確認しましょう。

GPU|4Kやエフェクトを使うなら専用GPU

GPUは、エフェクトや色調整の処理、書き出しを速くします。フルHDのカット編集ならCPU内蔵のグラフィックスでも作業できますが、4K編集やエフェクトを多く使うなら、GeForce RTX 5060以上(GPUメモリ8GB)の専用GPUがあると快適です。

ストレージ|SSD 512GB以上、できれば1TB

動画素材は容量が大きく、編集を続けるとすぐにストレージが埋まります。SSD 512GB以上、副業で使うなら1TBを目安にし、終わった素材は外付けのSSDやHDDに移していくと困りにくくなります。

学びチョイス編集部のワンポイント

パソコンを選ぶときは、本体価格だけでなく「総額」で考えましょう。デスクトップならモニターやキーボード、送料が別にかかることがありますし、Macは購入後にメモリを増やせないため、最初から余裕のある構成を選ぶと結果的に高くつかないこともあります。また、すでに持っているパソコンがあるなら、まずはそれで短い動画を編集してみてください。何が足りないかが分かってから買うほうが、無駄な出費を防げます。

予算別の考え方

予算(本体)選べる構成向いている人
15万円前後Mac mini(M6)、内蔵GPUのノートまずは学習から始めたい人。Mac miniはモニターが別に必要
20万〜25万円MacBook Air、専用GPU付きのデスクトップフルHDの編集を快適にしたい人、副業を見据えて始めたい人
30万〜45万円メモリ32GB・専用GPUのデスクトップやノート副業で案件を受けたい人、4Kも扱いたい人
45万円以上上位のデスクトップ、MacBook Pro4K・エフェクト・アニメーションまで本格的にやりたい人

予算を抑えたい人は、安い動画編集用パソコンの選び方で、どこまでなら妥協していいかを詳しく解説しています。

動画編集におすすめのパソコン6選

価格・仕様の確認日:2026年10月6日。表示価格は各メーカー公式サイトの税込価格です。構成変更、送料、モニターなどの周辺機器、ソフト代は含みません。価格・在庫・セール期間は変わるため、注文前に販売ページで確認してください。

Amazonへのリンクは商品名による検索結果です。同じ型番・構成の出品があるかは確認していません。本記事の価格はメーカー公式価格で、Amazonの価格ではありません。

【予算を抑えてMacで始める】Mac mini(M6)

Mac mini(M6)
Mac mini(M6)。画像はApple公式サイトより。

おすすめポイント

  • 149,800円から買える、いちばん手ごろなMac
  • 最新のM6チップ(12コアCPU)を搭載
  • 手持ちのモニターやキーボードを使える

小さな本体に最新のM6チップを積んだデスクトップ型のMacです。モニター・キーボード・マウスは別売りですが、すでに持っている人なら、Macで動画編集を始めるいちばん安い方法になります。

基本構成はメモリ16GB・SSD 256GBです。動画素材を保存することを考えると、256GBでは足りなくなりやすいため、SSD 512GBの構成(185,800円)を選ぶか、外付けSSDを用意しましょう。

チップApple M6(12コアCPU・12コアGPU)
メモリ16GB ユニファイドメモリ
ストレージSSD 256GB
モニター別売り
上位構成16GB/512GB:185,800円、24GB/512GB:221,800円
価格(税込)149,800円〜

構成・価格を確認する:Apple公式サイト

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【学習と持ち運びを両立】MacBook Air 13インチ(M5)

MacBook Air 13インチ(M5)
MacBook Air 13インチ(M5)。画像はApple公式サイトより。

おすすめポイント

  • M5チップで、フルHDのカット・テロップ編集なら快適
  • 軽くてバッテリーが長持ちし、どこでも学習できる
  • 画面・キーボードがそろっていて買ってすぐ使える

動画編集の学習を始める人に、いちばん選ばれやすいMacです。ファンのない静かな設計で、スクールの教室やカフェなど場所を選ばずに作業できます。

標準のメモリは16GBです。4K素材やAfter Effectsまで使うつもりなら、注文時にメモリを増やした構成やMacBook Proも比べておきましょう。Macは購入後にメモリを増やせません。

チップApple M5(10コアCPU・8コアGPU)
メモリ16GB ユニファイドメモリ
ストレージSSD 512GB
画面13.6インチ
価格(税込)224,800円〜

構成・価格を確認する:Apple公式サイト

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【高い性能を安く(Windows)】THIRDWAVE AD-R7A57A-09B

THIRDWAVE AD-R7A57A-09B
THIRDWAVE AD-R7A57A-09B。画像はドスパラ公式サイトより。

おすすめポイント

  • Ryzen 7 7700+GeForce RTX 5070で、4Kにも対応しやすい
  • この性能で229,980円
  • 注文時にメモリを増やせるBTOパソコン

CPUとGPUの性能に対して価格が抑えられた、ドスパラの34周年記念モデルです。専用GPUのRTX 5070は、エフェクトや書き出しにも余裕があります。

標準のメモリは16GB、SSDは500GBです。副業で使うなら注文時にメモリを32GBに増やすのがおすすめです。モニターは別に用意する必要があります。

CPUAMD Ryzen 7 7700(8コア16スレッド)
GPUGeForce RTX 5070 12GB
メモリ16GB DDR5
ストレージSSD 500GB(NVMe Gen4)
モニター別売り
価格(税込)229,980円

構成・価格を確認する:ドスパラ公式サイト

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【4Kまで構成そのままで】GALLERIA XSC7A-R56-CW

GALLERIA XSC7A-R56-CW
GALLERIA XSC7A-R56-CW。画像はドスパラ公式サイトより。

おすすめポイント

  • メモリ32GB・GPUメモリ8GB・SSD 1TBを標準で搭載
  • Adobeが4K編集に推奨する条件をカスタマイズなしで満たす
  • Core Ultra 7 265Fで書き出しにも余裕

パソコンのカスタマイズに自信がない人でも、選んだ構成のままで副業の案件や4K編集まで対応しやすいデスクトップです。

名前には「イラスト向け」とありますが、搭載している部品は動画編集にも十分なものです。送料(全国一律3,300円)とモニター代が別にかかるので、総額で予算を考えておきましょう。

CPUIntel Core Ultra 7 265F
GPUGeForce RTX 5060 8GB
メモリ32GB DDR5
ストレージSSD 1TB(NVMe Gen4)
モニター別売り
価格(税込)342,980円

構成・価格を確認する:ドスパラ公式サイト

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【持ち運べるWindowsノート】DAIV S5-I7G60SR-A

DAIV S5-I7G60SR-A
DAIV S5-I7G60SR-A。画像はマウスコンピューター公式サイトより。

おすすめポイント

  • ノートでもメモリ32GB・SSD 1TB
  • 専用GPUのGeForce RTX 5060 Laptop GPUを搭載
  • 縦に広い15.3型・16:10の画面

Windowsで、場所を変えながら本格的に編集したい人向けのクリエイターノートです。メモリと専用GPUに余裕があるので、ノートでも4K編集に対応しやすい構成です。

重さは約1.92kgです。毎日持ち歩くなら、ACアダプターも含めた重さで考えておきましょう。

CPUIntel Core Ultra 7 155H
GPUGeForce RTX 5060 Laptop GPU
メモリ32GB
ストレージSSD 1TB
画面・重さ15.3型(16:10・180Hz)、約1.92kg
価格(税込)439,800円(確認時のセール価格389,800円)

構成・価格を確認する:マウスコンピューター公式サイト

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【Macで4K編集まで】MacBook Pro 14インチ(M5 Pro)

MacBook Pro 14インチ(M5 Pro)
MacBook Pro 14インチ(M5 Pro)。画像はApple公式サイトより。

おすすめポイント

  • 15コアCPU・16コアGPUのM5 Pro
  • 標準で24GBのメモリと1TBのSSD
  • ファン内蔵で、重い処理を続けても性能を保ちやすい

Macで4K編集やAfter Effectsまで本格的に使いたい人向けの1台です。MacBook Airより価格は上がりますが、長い動画の書き出しや重いエフェクトでも安定して作業できます。

フルHD中心なら、同じ14インチのM5モデル(339,800円〜)も選択肢です。

チップApple M5 Pro(15コアCPU・16コアGPU)
メモリ24GB ユニファイドメモリ
ストレージSSD 1TB
画面14.2インチ
価格(税込)429,800円〜

構成・価格を確認する:Apple公式サイト

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おすすめ6機種の比較表

機種タイプCPUGPUメモリ/SSD価格(税込)向いている人
Mac mini(M6)デスクトップM6(12コアCPU)12コアGPU16GB/256GB149,800円〜予算を抑えてMacで始めたい人(モニター別)
MacBook Air 13インチ(M5)ノートM5(10コアCPU)8コアGPU16GB/512GB224,800円〜Macで学習と持ち運びを両立したい人
THIRDWAVE AD-R7A57A-09BデスクトップRyzen 7 7700RTX 5070 12GB16GB/500GB229,980円Windowsで高い性能を安く手に入れたい人
GALLERIA XSC7A-R56-CWデスクトップCore Ultra 7 265FRTX 5060 8GB32GB/1TB342,980円4K編集まで構成そのままで対応したい人
DAIV S5-I7G60SR-AノートCore Ultra 7 155HRTX 5060 Laptop32GB/1TB439,800円Windowsで場所を変えて編集したい人
MacBook Pro 14インチ(M5 Pro)ノートM5 Pro(15コアCPU)16コアGPU24GB/1TB429,800円〜Macで4K編集まで本格的にやりたい人

※価格は2026年10月6日時点の公式サイトの価格です。Mac miniはモニターなどが別売りです。Macの「GPU」はチップに内蔵されたGPUのコア数で、NVIDIAのGPUと数字だけで比べることはできません。

パソコンと一緒に、学び方も決めておこう

パソコンを買っても、動画編集のスキルが身につかなければ仕事にはつながりません。独学で始める人も多いですが、「何から学べばいいか分からない」「仕事の取り方が分からない」というところでつまずく人が少なくありません。

オンラインの動画編集スクールSTUDIO USでは、Premiere Proでの編集の基礎から、YouTube・SNS向けの編集、案件の取り方まで学べます。動画クリエイター総合コースは経済産業省のリスキリング補助金や、厚生労働省の一般教育訓練給付制度の対象にもなっているため、条件を満たせば受講料の負担を大きく減らせます。

STUDIO USの詳細を見てみる:公式サイトはこちら

ほかのスクールも比べたい人は、動画編集スクールおすすめ10選をご覧ください。

動画編集用パソコンに関するよくある質問

Q:メモリ8GBのパソコンでは始められませんか?

短いフルHD動画のカット程度なら作業できることもありますが、Premiere Proの推奨(HDで16GB)を下回るため、動作が重くなりがちです。これから買うなら16GB以上を選びましょう。

Q:ゲーミングパソコンを動画編集に使ってもいいですか?

使えます。ゲーミングパソコンは高性能なCPUとGPUを積んでいるため、動画編集にも向いています。ただしメモリが16GBの構成が多いので、副業や4K編集まで考えるなら32GBに増やしておきましょう。

Q:4K動画を作るなら、必ず高いパソコンが必要ですか?

4K素材を快適に編集するなら、メモリ32GBと専用GPUがある構成が目安です。ただ、編集中だけ軽い仮の映像(プロキシ)を使う方法もあり、工夫次第では手ごろなパソコンでも4K編集はできます。仕事で頻繁に扱うなら、余裕のある構成を選ぶほうが作業時間を短くできます。

Q:パソコンを先に買うべき?スクールを先に決めるべき?

スクールを先に決めるのがおすすめです。スクールによって使うソフトや推奨するパソコンの条件が違うため、先にパソコンを買うと、条件に合わずに買い直すことになりかねません。無料相談でパソコンについて質問できるスクールも多いので、活用しましょう。

Q:パソコン代は経費にできますか?

副業で動画編集の収入があれば、仕事に使う割合に応じてパソコン代を経費にできます。10万円以上のパソコンは原則として減価償却が必要になるなど、扱いには決まりがあります。詳しくは確定申告の完全ガイドをご覧ください。

まとめ:まずは「作る動画」に必要な構成を選ぼう

動画編集用のパソコンは、学習ならメモリ16GB・SSD 512GB以上、副業や4Kならメモリ32GB・専用GPU・SSD 1TBを目安に選びましょう。予算が限られるときは、GPUよりもメモリを優先するのがポイントです。

予算を抑えてMacで始めるならMac mini、持ち運びながら学ぶならMacBook Air、Windowsで高い性能を安く選ぶならTHIRDWAVE、構成そのままで4Kに対応したいならGALLERIA XSC7A、持ち運ぶWindowsならDAIV S5、Macで本格的にやるならMacBook Pro。自分の使い方に近いものから選んでみてください。