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動画編集用のパソコンをノートで選ぶとき、いちばん悩ましいのが「性能」と「持ち運びやすさ」のバランスです。動画編集に強いノートほど重く、軽いノートほど性能が控えめになりがちで、どちらを優先するかで選ぶべき機種が変わります。

例えば、スクールの教室やカフェに毎日持ち歩くなら1kg台前半の軽いノートが便利ですが、4K素材を快適に編集したいなら、2kg前後の専用GPU付きノートが候補になります。「どれくらいの頻度で持ち歩くか」と「どんな動画を作るか」の2つを決めると、選ぶべきノートが見えてきます。

この記事では、動画編集用ノートパソコンの選び方を用途・OS・パーツごとに解説し、持ち運びやすさと性能のバランス別におすすめの6機種を紹介します。

結論:持ち歩く頻度で「軽量型」か「GPU搭載型」かを決める

動画編集用のノートは、大きく「軽量型」と「GPU搭載型」の2つに分かれます。先に、どちらが自分に合うかを確認してください。

軽量型GPU搭載型
重さの目安1.2〜1.5kg前後1.9〜2.2kg前後
GPUCPU内蔵(MacはCPUと一体)専用GPU(GeForce RTXなど)
得意な編集フルHDのカット・テロップ編集4K編集、エフェクト、After Effects
バッテリー長持ちしやすい電源につないで使う前提のことが多い
向いている人毎日持ち歩く人、学習中心の人自宅中心で、ときどき持ち出す人

どちらを選ぶ場合も、メモリは16GB以上、副業や4Kまで考えるなら32GBを目安にしてください。これはAdobeがPremiere Proに推奨しているメモリ容量(HDで16GB、4K以上で32GB以上)とも一致します。

用途別のチェックポイント

使い方持ち歩く頻度おすすめのタイプメモリ
スクールの課題・YouTubeのカット編集毎日〜週に数回軽量型(Mac・Windows)16GB〜
副業でフルHDの案件週に数回軽量型(メモリ32GB)32GB
4K・エフェクト・After EffectsときどきGPU搭載型32GB

軽量型でも、メモリ32GBのモデルを選べばフルHDの案件には十分対応できます。「4K素材を日常的に扱うか」が、軽量型とGPU搭載型の分かれ目と考えると選びやすくなります。

OSの選び方:Mac・Windows、ノートならどっち?

ノートパソコンの場合、Macは軽さとバッテリーの持ちに優れ、Windowsは同じ予算で専用GPU付きの機種を選びやすいのが特徴です。

MacBookWindowsノート
軽さ・バッテリー軽くて長持ちしやすい機種による。GPU搭載型は重め
4K・エフェクトMacBook Proなら快適専用GPU付きの機種なら快適
価格性能のわりに高め選択肢が多く、価格帯も広い
メモリの増設購入後はできない機種による(できない機種も多い)

ノートはMac・Windowsとも購入後にメモリを増やせない機種が多いため、最初から余裕のある容量を選ぶことが大切です。OSの違いは動画編集はMacとWindowsどっち?で詳しく比較しています。

動画編集用ノートパソコンの選び方

重さ|本体だけでなく、ACアダプターも含めて考える

カタログに載っている重さは、本体だけの重さです。GPU搭載型のノートはACアダプターが大きく重いことが多く、持ち歩くときの荷物は本体の重さより増えます。毎日持ち歩くなら、本体が1.5kg以下の機種を目安にしましょう。

バッテリー|編集中は減りが早い

カタログのバッテリー駆動時間は、動画の再生など軽い作業で測ったものがほとんどです。動画編集や書き出しをすると、バッテリーはカタログの数字よりずっと早く減ります。外で長時間作業するなら、電源を使える場所を確保しておくと安心です。

画面|15〜16インチ・縦に広い16:10が作業しやすい

動画編集では、素材の一覧・プレビュー・タイムラインを1つの画面に並べます。15〜16インチで、一般的な16:9より縦に広い16:10の画面だと、タイムラインを広く表示できて作業しやすくなります。14インチ以下のノートなら、自宅では外部モニターにつなぐのがおすすめです。

メモリとGPU|メモリは後から増やせないと考える

ノートのメモリは本体に直接取り付けられていることが多く、購入後に増やせないと考えておきましょう。学習なら16GB、副業なら32GBが目安です。4K編集やエフェクトを多く使うなら、GeForce RTX 5060 Laptop GPUなどの専用GPUがある機種を選びます。

学びチョイス編集部のワンポイント

「軽くて、高性能で、安い」ノートはありません。迷ったら、持ち歩く頻度を正直に考えてみてください。実際には自宅で作業することがほとんどなのに、念のためにと軽量型を選ぶと、4K素材を扱うときに性能不足に悩むことがあります。逆に、毎日持ち歩くのに2kgを超えるノートを選ぶと、だんだん持ち出さなくなりがちです。自宅中心ならデスクトップを選び、持ち歩き用は軽いノートにするという分け方も一つの方法です。

動画編集用ノートの主なメーカー

Apple(MacBook Air・MacBook Pro)

軽さとバッテリーの持ちに優れ、フルHDの編集ならMacBook Air、4K編集まで考えるならファンを内蔵したMacBook Proが向いています。

ASUS・LG(軽量なWindowsノート)

ASUSのZenbookやLGのgramは、軽さを重視したWindowsノートです。有機ELの画面を選べるモデルもあり、毎日持ち歩いてフルHDの編集をしたい人に向いています。

マウスコンピューター(DAIV)・ドスパラ(GALLERIA)

DAIVはクリエイター向け、GALLERIAはゲーミング向けのブランドで、どちらも専用GPU付きのノートをそろえています。4K編集やAfter Effectsまで使いたい人の候補になります。

動画編集におすすめのノートパソコン6選

価格・仕様の確認日:2026年10月6日。表示価格は各メーカー公式サイトの税込価格です。構成変更、送料、モニターなどの周辺機器、ソフト代は含みません。価格・在庫・セール期間は変わるため、注文前に販売ページで確認してください。

Amazonへのリンクは商品名による検索結果です。同じ型番・構成の出品があるかは確認していません。本記事の価格はメーカー公式価格で、Amazonの価格ではありません。

【毎日持ち歩く軽量Windows】ASUS Zenbook 14(UX3405CA-T3SU9321BLW)

ASUS Zenbook 14(UX3405CA-T3SU9321BLW)
ASUS Zenbook 14(UX3405CA-T3SU9321BLW)。画像はASUS Storeより。

おすすめポイント

  • 約1.28kgの軽さにCore Ultra 9 285Hを搭載
  • メモリ32GB・SSD 1TBで副業のフルHD案件にも対応
  • 色が鮮やかな14型の有機EL画面

毎日持ち歩きながら、フルHDの動画を編集したい人に向いたWindowsノートです。軽量なノートとしては性能が高く、メモリも32GBあるので、Premiere Proとブラウザを同時に使っても余裕があります。

専用GPUは搭載していないため、4K素材にエフェクトを重ねるような重い作業は得意ではありません。14インチの画面は持ち運びやすい反面、自宅では外部モニターにつなぐと作業しやすくなります。

CPUIntel Core Ultra 9 285H
GPUCPU内蔵グラフィックス
メモリ32GB
ストレージSSD 1TB
画面・重さ14型 有機EL、約1.28kg
価格(税込)299,800円(通常329,800円)

構成・価格を確認する:ASUS Store

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【大画面でも軽さ優先】LG gram Pro 16(16Z90U-KUB5J)

LG gram Pro 16(16Z90U-KUB5J)
LG gram Pro 16(16Z90U-KUB5J)。画像はLG公式サイトより。

おすすめポイント

  • 16インチで1,199gと、大画面ノートとしては非常に軽い
  • メモリ32GBでマルチタスクも快適
  • 有機ELの大画面でタイムラインが見やすい

16インチの大きな画面と軽さを両立したWindowsノートです。画面が大きいので、外部モニターがない場所でもタイムラインを広く表示して編集できます。

SSDは512GBのため、動画素材は外付けSSDに保存する前提で考えておきましょう。専用GPUは搭載していないので、4K編集が中心ならGPU搭載型のほうが向いています。

CPUIntel Core Ultra X7 358H
GPUCPU内蔵グラフィックス
メモリ32GB
ストレージSSD 512GB
画面・重さ16インチ 有機EL、1,199g
価格(税込)349,800円

構成・価格を確認する:LG公式サイト

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【Macで大画面と軽さを両立】MacBook Air 15インチ(M5)

MacBook Air 15インチ(M5)
MacBook Air 15インチ(M5)。画像はApple公式サイトより。

おすすめポイント

  • 15.3インチで約1.51kgの軽さ
  • M5チップ(10コアCPU・10コアGPU)でフルHD編集は快適
  • ファンのない静かな設計

Macで、大きめの画面と持ち運びやすさを両立したい人に向いたノートです。13インチより画面が広いので、外部モニターなしでも編集しやすくなります。

標準のメモリは16GBです。4KやAfter Effectsまで考えるなら、注文時にメモリを増やした構成を検討しましょう。Macは購入後にメモリを増やせません。

チップApple M5(10コアCPU・10コアGPU)
メモリ16GB ユニファイドメモリ
ストレージSSD 512GB
画面・重さ15.3インチ、約1.51kg
価格(税込)264,800円〜

構成・価格を確認する:Apple公式サイト

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【専用GPU付きを予算内で】GALLERIA NSC7L-R56-C6

GALLERIA NSC7L-R56-C6
GALLERIA NSC7L-R56-C6。画像はドスパラ公式サイトより。

おすすめポイント

  • GeForce RTX 5060 Laptop GPU搭載で244,980円
  • 16.0型・2560×1600の高精細な画面
  • SSDは1TBで素材を保存しやすい

専用GPU付きのノートを、20万円台で選びたい人向けのモデルです。GPUはGPUメモリ8GBのRTX 5060 Laptop GPUで、Adobeが推奨するGPUメモリ8GBを満たしています。

標準のメモリは16GBです。副業や4Kまで考えるなら、注文時に32GBへの変更がおすすめです。重さは約2.2kgと重めなので、持ち歩くのはときどき、という使い方に向いています。

CPUIntel Core 7 240H
GPUGeForce RTX 5060 Laptop GPU 8GB
メモリ16GB DDR5
ストレージSSD 1TB(NVMe Gen4)
画面・重さ16.0型(2560×1600)、約2.2kg
価格(税込)244,980円

構成・価格を確認する:ドスパラ公式サイト

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【Windowsノートで本格派】DAIV S5-I7G60SR-A

DAIV S5-I7G60SR-A
DAIV S5-I7G60SR-A。画像はマウスコンピューター公式サイトより。

おすすめポイント

  • メモリ32GB・SSD 1TB・専用GPUがそろったクリエイターノート
  • 縦に広い15.3型・16:10の画面
  • 16型より小さい筐体で、持ち運びも考えた設計

Windowsのノートで、4K編集やAfter Effectsまで本格的に使いたい人向けのモデルです。メモリ32GBを標準で積んでいるので、購入時にカスタマイズしなくても余裕を持って作業できます。

重さは約1.92kgです。確認時点ではセールで389,800円になっていました。セール終了後は価格が戻るため、購入時の価格を確認してください。

CPUIntel Core Ultra 7 155H
GPUGeForce RTX 5060 Laptop GPU
メモリ32GB
ストレージSSD 1TB
画面・重さ15.3型(16:10・180Hz)、約1.92kg
価格(税込)439,800円(確認時のセール価格389,800円)

構成・価格を確認する:マウスコンピューター公式サイト

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【Macで4K編集まで持ち運ぶ】MacBook Pro 14インチ(M5 Pro)

MacBook Pro 14インチ(M5 Pro)
MacBook Pro 14インチ(M5 Pro)。画像はApple公式サイトより。

おすすめポイント

  • M5 Pro(15コアCPU・16コアGPU)で4K編集も快適
  • 標準で24GBのメモリと1TBのSSD
  • 高性能でもバッテリーで作業しやすい

4K編集やAfter Effectsまで、場所を選ばずに作業したい人向けのMacです。GPU搭載型のWindowsノートと違い、バッテリーでも性能を保ちやすいのが強みです。

フルHD中心なら、同じ14インチのM5モデル(339,800円〜)も選択肢になります。

チップApple M5 Pro(15コアCPU・16コアGPU)
メモリ24GB ユニファイドメモリ
ストレージSSD 1TB
画面14.2インチ
価格(税込)429,800円〜

構成・価格を確認する:Apple公式サイト

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おすすめ6機種の比較表

機種タイプCPUGPUメモリ/SSD価格(税込)向いている人
ASUS Zenbook 14(UX3405CA-T3SU9321BLW)ノートCore Ultra 9 285H内蔵32GB/1TB299,800円毎日持ち歩いてフルHD編集をしたい人
LG gram Pro 16(16Z90U-KUB5J)ノートCore Ultra X7 358H内蔵32GB/512GB349,800円大画面でも軽さを優先したい人
MacBook Air 15インチ(M5)ノートM5(10コアCPU)10コアGPU16GB/512GB264,800円〜Macで大きな画面と軽さを両立したい人
GALLERIA NSC7L-R56-C6ノートCore 7 240HRTX 5060 Laptop16GB/1TB244,980円専用GPU付きのノートを予算内で選びたい人
DAIV S5-I7G60SR-AノートCore Ultra 7 155HRTX 5060 Laptop32GB/1TB439,800円Windowsノートで4Kまで本格的に編集したい人
MacBook Pro 14インチ(M5 Pro)ノートM5 Pro(15コアCPU)16コアGPU24GB/1TB429,800円〜Macで4K編集まで持ち運びたい人

※価格は2026年10月6日時点の公式サイトの価格です。重さは各機種の公式サイトの表記です(MacBook Pro 14インチの重さは構成によって異なります)。

ノートパソコンを用意したら、学び方も決めておこう

ノートパソコンがあれば、通学のスクールでも、自宅でのオンライン学習でも使えます。どこで学ぶかを先に決めておくと、ノートに必要な軽さや性能もはっきりします。

オンラインの動画編集スクールSTUDIO USなら、自宅でも外出先でもノートパソコン1台で学習を進められます。Premiere Proの基礎から、YouTube・SNS向けの編集、案件の取り方まで学べ、動画クリエイター総合コースは国の補助金・給付金の対象にもなっているため、条件を満たせば受講料の負担を大きく減らせます。

STUDIO USの詳細を見てみる:公式サイトはこちら

動画編集用ノートパソコンに関するよくある質問

Q:ノートとデスクトップ、動画編集にはどちらが向いていますか?

同じ予算なら、デスクトップのほうが高い性能を選べます。ただ、スクールの教室に持っていく、外でも作業するなど、持ち運ぶ予定があるならノートが必要です。自宅中心なら動画編集におすすめのデスクトップPCもあわせて比べてみてください。

Q:軽いノートパソコンは性能が低いのでしょうか?

以前に比べると、軽量なノートでもCPUの性能は大きく上がっています。フルHDのカット編集なら、軽量なノートでも十分に作業できます。ただし専用GPUがない機種は、4K編集や重いエフェクトでは時間がかかります。

Q:外部モニターにつないで使えますか?

今回紹介した機種は、どれも外部モニターにつないで使えます。自宅では外部モニターにつなぎ、外ではノートの画面で作業するという使い方をすると、持ち運びやすさと作業のしやすさを両立できます。接続端子は機種ごとに違うので、手持ちのモニターに合うかを確認しておきましょう。

Q:ゲーミングノートでも動画編集はできますか?

できます。ゲーミングノートは専用GPUを積んでいるため、動画編集にも向いています。ただし重くてバッテリーの持ちが短い機種が多く、メモリも16GBの構成が多いので、持ち歩く頻度とメモリ容量を確認してから選びましょう。

まとめ:持ち運びの頻度から逆算して選ぼう

動画編集用のノートパソコンは、毎日持ち歩くなら軽量型、4Kやエフェクトまでやるなら専用GPU付きのGPU搭載型が基本です。どちらを選ぶ場合も、メモリは学習なら16GB、副業なら32GBを目安にしてください。

毎日持ち歩くならZenbook 14、大画面で軽いならLG gram Pro 16、MacならMacBook Air 15インチ、専用GPU付きを予算内で選ぶならGALLERIA NSC7L、Windowsで本格的にやるならDAIV S5、Macで4KまでならMacBook Pro。自分の使い方に近いものから選んでみてください。動画編集用のパソコン全般については、動画編集におすすめのパソコンもあわせてご覧ください。