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「ChatGPT、Gemini、Claude。名前はよく聞くけれど、結局どれを使えばいいの?」と迷っている人は多いと思います。どれも無料で試せるので、違いが分からないまま全部登録して、結局1つしか使わない、ということも起こりがちです。

この記事では、3つの対話型AI(文章で話しかけると答えてくれるAI)を、無料でできること、有料プランと料金、機能、連携できるサービス、データの扱いの面から並べて比べます。最後に、文章作成・調べもの・資料の読み込みなど用途別のおすすめを表にまとめました。内容は2026年10月27日時点の各社の公式情報をもとにしています。

先にお伝えしておくと、3つのうちどれが一番賢い、という優劣はこの記事では決めません。AIは頻繁に更新され、得意不得意も依頼の内容で変わるためです。公式に確認できる違い(料金・機能・連携・設定)を材料に、自分の使い方に合うものを選べるようにします。

スマートフォンでAIアプリを開いている様子
対話型AIは、パソコンのブラウザでもスマホのアプリでも使えます。(写真:Jernej Furman / CC BY 2.0)

3つのAIの基本情報

まず、それぞれがどんなAIなのかを整理します。

ChatGPTGeminiClaude
提供元OpenAIGoogleAnthropic
使える場所chatgpt.com、公式アプリ(iPhone・Android)gemini.google.com、スマホアプリclaude.ai、デスクトップ・モバイルアプリ(公式の料金ページより)
日本語使える使える使える
Googleアカウント不要(メールなどで登録)必要(Googleアカウントでログイン)不要(メールなどで登録)

それぞれの使い方は、ChatGPTの使い方完全ガイド、Geminiの使い方ガイド、Claudeの使い方ガイドで詳しく解説しています。この記事は、使い始める前に「どれを選ぶか」を決めるための比較です。

無料でできることの比較

3つとも、無料で始められます。無料でできることは次のとおりです(回数や量には各社の制限があります)。

できることChatGPT(Free)Gemini(無料)Claude(Free)
文章のやりとりテキストは無制限(不正利用を防ぐ制限の範囲内)利用可(無料版はFlash-Liteモデル)利用可(使用量の上限あり)
Web検索利用可(回数に制限)利用可利用可
画像の作成回数に制限ありで利用可利用可(生成・編集)公式の料金ページに記載なし
ファイルの読み込み回数に制限ありで利用可ファイル追加アイコンから添付可添付できるファイルの種類は公式ヘルプに記載あり(無料版での可否は記載なし)
音声での会話回数に制限ありで利用可Gemini Liveが利用可音声モードが全プランに記載
詳しい調査(長いレポート)ディープリサーチ(制限あり)Deep Research(利用可)公式の料金ページに記載なし
自分用のAIづくり既存のGPTsの利用Gem(カスタム指示と知識ファイル)プロジェクトはProから(料金ページより)

※各社の公式ページ・ヘルプの記載にもとづきます。「記載なし」は、公式の料金ページに書かれていないという意味で、できないと断定するものではありません。

無料版だけを比べると、画像の作成まで試したいならGeminiかChatGPTが公式情報で確認できる候補です。文章のやりとりだけなら3つとも試せるので、同じ質問を3つに投げて、答え方の好みで選ぶのもおすすめです。

有料プランと料金の比較

有料プランの名称と料金を並べます。料金は国や通貨、支払い方法で変わるため、申し込み画面の表示が最終的な金額です。

ChatGPTGeminiClaude
無料Free無料(¥0)Free($0)
入門〜標準Go、PlusGoogle AI Plus(月額¥725)、Google AI Pro(月額¥2,900)Pro(年払いで月$17、月払いで月$20)
上位Pro(3段階)Google AI Ultra(月額¥14,500/¥32,000)Max(月$100から)
料金の表示金額は申し込み画面で確認日本円(Geminiの公式サイトより)米ドル、税別(Claudeの公式サイトより)

ChatGPTは、公式の料金ページに載っているプラン名は確認できましたが、金額は表示環境によって変わるため、この記事には書いていません。申し込み画面で表示される金額を確認してください。支払いはクレジットカードで、Plusに年払いのプランはありません(公式ヘルプより)。

Geminiは、公式サイトに日本円の月額が載っています。Google AI PlusとProは、無料版に比べて使用量の上限が大きくなり、Proでは上位のProモデルやストレージ(保存容量)5TBなどが付きます。

Claudeは、公式の料金ページがドル表記で、表示価格には税が含まれていません。Proでは、プロジェクト機能、Claude Code(プログラミングを手伝う機能)、上位モデルなどが使えるようになります。日本円での金額は、公式ページでは確認できませんでした。

毎日使うまでは、どれも無料版で十分です。回数の上限に当たって困るようになってから、1つだけ有料にするのが無駄の少ない進め方です。

得意な作業の違い

「どれが賢いか」は決められませんが、各社の公式情報から機能の方向性の違いは読み取れます。公式の説明で目立つ点を整理します。

ChatGPT:幅広い機能が1つにまとまっている

文章の作成、Web検索、ファイルの読み込み、画像の作成、音声での会話、メモリ(好みや前提を覚える機能)、ディープリサーチなど、一通りの機能が1つのアプリに入っています。「まず1つ選ぶなら」という人が試しやすい作りです。プロジェクトやスケジュールしたタスクなど、仕事向けの機能は有料のPlus以上に用意されています。

Gemini:Googleのサービスとつなげて使える

Gmail、ドキュメント、ドライブ、カレンダーなどのGoogleサービスと連携できます。たとえば「ドライブの資料をもとに要点をまとめて」と頼む使い方ができます。YouTubeやマップの公開情報も自動的に使われます。無料版でも画像の生成・編集やDeep Researchが使えるのも特徴です。

Claude:文書や資料を扱う作業と、コード向けの機能

PDFやWord、Excel(XLSX)、CSVなどのファイルと画像を添付できます。チャットあたり20ファイル、PDFは1000ページまでという仕様が公式ヘルプに書かれています。Artifacts(作ったものを画面に表示する機能)や、有料プランのClaude Codeなど、文書づくりやプログラミングに関わる機能が料金ページに並んでいます。

※ここで書いたのは公式に記載のある機能です。「この作業ならこのAIが上手」という優劣の話ではありません。同じ依頼でも、モデルの更新や依頼の書き方で結果は変わります。

連携できるサービスの比較

ChatGPTGeminiClaude
Googleのサービスこの記事では未確認のため記載しませんGmail・ドキュメント・ドライブ・ToDoリスト・Keep・カレンダーと連携コネクタで外部のアプリやツールとつなぐ(料金ページより)
Microsoft 365この記事では未確認のため記載しませんこの記事では未確認のため記載しませんPro以上でMicrosoft 365と連携(料金ページより)
ブラウザこの記事では未確認のため記載しませんこの記事では未確認のため記載しませんPro以上でClaude in Chrome(料金ページより)
その他プロジェクト、メモリ、Canvas(編集画面)YouTube・マップの公開情報を自動で利用Artifacts、プロジェクト、Claude Code

Geminiの連携には注意点があります。Googleサービスとの連携には、Geminiアプリのアクティビティ(履歴の保存)をオンにする必要があります。仕事用・学校用のアカウントでは、管理者が機能を有効にしている場合に使えます。

連携の対応は、アップデートで変わりやすい部分です。使いたいサービスがあるときは、申し込む前に各社の公式ヘルプで最新の対応状況を確かめてください。

機能の有無を一覧で比較

画像生成・Web検索・ファイル読み込み・音声という、よく使われる機能を一覧にしました。「○」は公式情報で確認できたもの、「—」は公式の料金ページ等に記載がなく、この記事では判断しないものです。

機能ChatGPTGeminiClaude
Web検索○(無料版も可)○○(無料版も可)
画像の作成○(無料版は回数制限)○(無料版も可)—(料金ページに記載なし)
ファイル・画像の読み込み○○○(PDF・Word・Excel・画像など)
音声での会話○○(Gemini Live)○(音声モード)
詳しい調査○(ディープリサーチ)○(Deep Research)—(料金ページに記載なし)
記憶(メモリ)○—(この記事では未確認)○
自分用のカスタマイズカスタム指示、GPTs(既存の利用)Gemプロジェクト(Pro以上)

画像づくりまで1つのAIで済ませたいなら、公式で無料から確認できるGeminiやChatGPTが候補になります。Claudeを使う人が画像を作りたい場合は、画像づくり向けのほかのツールを併用する、という考え方もあります。

データの扱いと設定の比較

会話の内容をAIの改善に使わせるかどうかは、設定で変えられます。仕事のメモや相談事を入力することが多い人は、使い始める前に必ず確認しましょう。

ChatGPTGeminiClaude
設定の場所設定 →「データコントロール」→「すべての人のためにモデルを改善する」をオフGeminiアプリ アクティビティをオフ(設定とヘルプ → アクティビティ)設定 → プライバシー →「Help Improve our AI models」をオフ
履歴に残さない会話一時チャット(改善にも使われない)アクティビティをオフにするincognito(シークレット)チャット(改善に使われない)
補足安全上の目的で最長30日間コピーが保持される場合あり既定は18か月で自動削除。オフでも最長72時間保存されるオフにしても、すでに学習に使われた分は残る。安全上の分類に該当した会話は使われる場合あり

設定名は公式ヘルプの表記です(日本語表示では名称が異なる場合があります)。また、設定を変えても、変更前の会話までさかのぼって取り消せるわけではない点に注意してください。

どのAIを使う場合でも、他人の個人情報や、会社の外に出してはいけない情報は入力しないのが基本です。Claudeの公式ヘルプでも、マイナンバーのような番号、クレジットカードや銀行口座の番号、パスワード、機密文書の入力には注意するよう案内されています。

用途別のおすすめ早見表

ここまでの公式情報から、用途別に「まず試す順」を整理しました。これは優劣の判定ではなく、機能や連携の面で選びやすい理由を挙げたものです。

用途まず試すAI選びやすい理由(公式情報より)
文章作成(メール・ブログ・SNS)どれでも可3つとも日本語の文章作成に対応。同じ依頼を3つに出して、読みやすいものを選ぶ
調べもの(最新情報)ChatGPT/Gemini無料からWeb検索と、詳しい調査機能(ディープリサーチ/Deep Research)が使える
資料の読み込み(PDF・Excel)Claude/ChatGPTPDF・Word・Excelなどの添付に対応。Claudeは1チャット20ファイル、PDF1000ページまでと明記
Googleサービス中心(Gmail・ドライブ・カレンダー)GeminiGoogleサービスと連携して、メールや資料を参照した依頼ができる
プログラミングClaude/ChatGPTClaudeは有料プランでClaude Codeが使える。ChatGPTでも簡単なプログラムづくりを頼める
画像づくりGemini/ChatGPT無料から画像の作成に対応(ChatGPTは回数制限あり)。Claudeは料金ページに画像生成の記載なし
スマホで声で相談どれでも可3つとも音声での会話に対応

迷ったときの目安は、Googleのサービスを毎日使っているならGemini、仕事で資料や文書を扱うことが多いならClaude、まず1つで何でも試したいならChatGPTです。ただしこれは出発点にすぎません。2〜3つ入れて、用途ごとに使い分ける人も多くいます。

失敗しない選び方・使い分けのコツ

1. まず無料で、同じ依頼を3つに出してみる

「取引先へのお礼メールを丁寧に書いて」のように、普段の仕事に近い依頼を3つに同じ文面で出してみましょう。答えの長さや言葉づかいで、自分に合うAIが分かります。

2. 有料にするのは1つだけ、足りなくなってから

使用量の上限に当たることが増えてから、一番よく使うものを1つだけ有料にします。月額の固定費が増えるので、毎月使っているかを振り返る習慣をつけましょう。

3. 大事な事実は必ず公式の情報で確かめる

どのAIも、もっともらしい間違いを答えることがあります。数字・日付・法律やお金のことは、AIの答えをそのまま信じず、公式の情報で確認してください。

4. 使い始める前にデータの設定を確認する

前の章の表のとおり、設定の場所は3つとも違います。入力した内容をAIの改善に使われたくない場合は、最初に設定を見直しておきましょう。

3つ以外のAIや、画像・動画などの用途別のツールも含めて比べたい人は、用途別おすすめAIツールの比較も参考にしてください。

3つのAIを順番に学びたい人へ

AIは、使い比べるだけでなく、プロンプト(指示文)の書き方を学ぶと、どのAIでも答えの質が上がります。仕事や副業でどう使うかまで体系的に学びたい人は、生成AIのスクールを検討するのも一つの方法です。比較は生成AIスクールおすすめ比較にまとめています。

月額3,980円(税込)で学べるシンプルAIアカデミーは、入会金0円、全19コース310レッスンで、ChatGPT・Gemini・Claudeの基本からプロンプトの型、画像・動画の生成AIまで、パソコンが苦手な人でも順番に学べます。7日間の無料トライアルがあり、期間内に解約すれば料金はかかりません(申し込みにはクレジットカードの登録が必要で、無料期間のあとは月額3,980円(税込)で自動更新されます)。

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ChatGPT・Gemini・Claudeに関するよくある質問

Q:結局、どれが一番おすすめですか?

一つに決めることはできません。Googleのサービスをよく使うならGemini、文書や資料の読み込みが多いならClaude、1つで幅広く試したいならChatGPT、というように使い方で変わります。まずは無料で3つを試して、使いやすいものを選んでください。

Q:3つとも有料にする必要はありますか?

ありません。無料版で試して、回数の上限に困ったものだけを有料にすれば十分です。有料プランの内容は変わることがあるため、申し込み前に公式の料金ページで確認してください。

Q:仕事で使ってもいいですか?

利用規約や会社のルールによります。仕事で使う場合は、各社の利用規約と、勤務先の生成AIの利用ルールを確認してください。入力する情報にも注意が必要です。

Q:ChatGPTの料金が書かれていないのはなぜですか?

ChatGPTの料金は国や地域、支払い方法によって表示が変わり、この記事の確認環境では日本円の金額を確かめられませんでした。誤った金額を載せないよう、プラン名のみ掲載しています。申し込み画面に表示される金額が正しい金額です。

まとめ:まずは無料で3つを使い比べよう

  • 3つとも無料で始められ、日本語で使える
  • 有料プランは、ChatGPTがGo・Plus・Pro、GeminiがGoogle AI Plus・Pro・Ultra、ClaudeがPro・Max
  • Googleサービス中心ならGemini、資料の読み込みならClaude・ChatGPT、画像づくりならGemini・ChatGPTが候補
  • データの学習利用の設定は3つとも違うので、使い始める前に確認する

まずは今日の仕事のメール1通を、3つのAIに同じ文面で頼んでみてください。それだけで、自分に合うAIが見えてきます。

※記事内の情報は2026年10月27日時点の各社の公式サイト・ヘルプ(OpenAI、Google、Anthropic)の内容です。Claudeの料金は公式ページ(claude.com/pricing)の米ドル・税別表示です。機能や料金は変わることがあるため、最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。性能や品質の優劣は比較していません。
※写真の出典:Jernej Furman「Smartphone with ChatGPT app and laptop」(Wikimedia Commons、CC BY 2.0)。