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「生成AIの資格を取りたいけれど、G検定、E資格、生成AIパスポートなど種類が多くて、どれを選べばいいか分からない」という人は多いのではないでしょうか。名前が似ていて、違いが分かりにくいのが悩みどころです。

この記事では、主催団体の公式サイトで確認できた情報をもとに、G検定・E資格・生成AIパスポート・Generative AI Test・DS検定を、受験料や試験形式、日程、合格率で比較します。Generative AI Testはすでに試験が終了していることなど、2026年10月時点の最新状況も紹介します。目的別のおすすめと勉強方法もまとめました。

内容は2026年10月27日前後に各公式サイトで確認したものです。日程や料金は変わることがあるため、申し込む前に必ず公式サイトで最新の情報を確認してください。

生成AIの資格には何がある?まず全体像

生成AIやAIに関する資格は、大きく3つの方向に分けると選びやすくなります。

  • AIの基礎知識と活用力を幅広く確かめる:G検定(日本ディープラーニング協会)
  • 生成AIを安全に使うためのリテラシーを確かめる:生成AIパスポート(生成AI活用普及協会)
  • AIを作る技術を確かめる:E資格(日本ディープラーニング協会)

このほか、データの扱い方を学ぶ「DS検定」もあります。AIの土台になるデータリテラシーを確かめたい人向けの資格です。なお、日本ディープラーニング協会(JDLA)の「Generative AI Test」は、公式ページに「試験終了に伴い、次回試験の開催はございません」と書かれており、現在は受けられません。

生成AIそのものの基礎を知りたい人は、先に生成AIとは?を読むと、資格の出題内容がイメージしやすくなります。

主要な生成AI資格の比較表

まず、受験のしやすさに関わる項目を一覧にします。料金はすべて公式サイトの表記で、税込と書かれているものは税込です。

資格主催団体対象形式受験料
G検定日本ディープラーニング協会(JDLA)制限なしオンライン(自宅)または会場/多肢選択式一般13,200円・学生5,500円(税込)
E資格JDLAJDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了した人会場/多肢選択式一般33,000円・学生22,000円・会員27,500円(税込)
生成AIパスポート一般社団法人 生成AI活用普及協会(GUGA)制限なしオンライン(IBT方式)/四肢択一式一般11,000円・学生5,500円(税込)
Generative AI Test(終了)JDLA制限なしオンライン/全20問・20分2,200円(税込)
DS検定 リテラシーレベル一般社団法人 データサイエンティスト協会制限なし会場のCBT/選択式・100問・100分一般10,000円・学生5,000円(税抜。税込は公式ページに掲載なし)

学生料金は、生成AIパスポートでは「学生であることを証明できない場合は対象外」と公式に書かれています。G検定には、再受験の割引(半額)などの制度もあります。

続いて、日程と合格率、学習時間の目安です。合格率は、公式が回と日付を示しているものだけを載せ、公式に書かれていないものは「記載なし」としています。

資格試験日程合格率・受験者数(公式発表)学習時間の目安
G検定2026年はオンライン年6回・会場年3回。次回のオンラインは2026年11月6日(金)・7日(土)、会場は2027年1月15日(金)〜17日(日)2026年第5回(2026年9月24日発表):受験14,908名、合格11,475名(合格率の記載はなし。割り算すると約77.0%)公式ページに記載なし
E資格年2回。次回は2027年2月19日(金)〜21日(日)、その次は2027年8月27日(金)〜29日(日)2026年第1回(2026年3月13日発表):受験1,317名、合格911名(合格率の記載はなし。割り算すると約69%)公式ページに記載なし
生成AIパスポート年5回(2・4・6・8・10月)。各月の1日〜月末の期間内に、希望の時間で受験。次回は2月2026年8月試験の合格率は81.2%(公式の試験案内ページより)公式ページに記載なし
Generative AI Test(終了)最後は2025年第1回(2025年6月7日)。次回の開催なし2025年第1回:受験1,677名、合格1,313名、合格率78.29%合格者の92%以上が学習30時間未満と回答(公式ページより)
DS検定 リテラシーレベル第14回は2026年11月7日(土)〜22日(日)。個人の申込は10月23日(金)で終了公式ページに記載なし公式ページに記載なし

※G検定とE資格の合格率は、公式ページの受験者数と合格者数から計算した参考値です。公式が「合格率」として発表している数字ではありません。

JDLAのG検定の公式ページ
JDLAのG検定の公式ページ(2026年10月27日に撮影)。次回の試験日程や申込方法が載っています。画像は日本ディープラーニング協会の公式サイトより。

G検定:AIの基礎と活用力を広く確かめる

G検定は、JDLAが実施する「ディープラーニングの基礎知識と事業活用能力」を確かめる試験です。Gは「ジェネラリスト」の頭文字で、エンジニア向けではなく、AIを仕事で使う・企画する人向けの位置づけです。

試験の概要

  • 受験資格:制限なし
  • 形式:知識問題(多肢選択式)。オンライン試験(自宅受験)と会場試験がある
  • 出題数と時間:次回の試験概要の表では、約145問。オンラインは100分、会場は120分(ページ内に「120分・160問程度」という別の記載もあるため、申し込む前に最新の試験概要を確認してください)
  • 出題範囲:シラバスに基づき、機械学習やディープラーニング、AIの社会実装などの技術分野と、AIに関する法律・倫理・ガバナンスの分野
  • 申込の注意:申し込み後に、オンライン試験と会場試験の変更や切り替えはできません

次回のオンライン試験は2026年11月6日(金)・7日(土)で、個人の申込期間は2026年10月29日(木)までです。今回に間に合わない場合は、会場試験(2027年1月15日〜17日)や、その後のオンライン試験を検討しましょう。

合格率の見方

公式ページで確認できた最新の結果は、2026年第5回(2026年9月24日発表)で、受験者14,908名・合格者11,475名でした。割り算すると約77%ですが、回によって変わります。公式ページには合格率そのものや学習時間の目安は書かれていないため、この記事では目安の時間は示しません。

こんな人におすすめ

AIの全体像を体系的に学びたい人、仕事でAIを企画・導入する立場の人に向いています。ディープラーニングなどの技術に加えて、法律や倫理も出題されるため、AIを安全に使う知識も身につきます。

生成AIパスポート:生成AIを安全に使うリテラシーを確かめる

生成AIパスポートは、一般社団法人 生成AI活用普及協会(GUGA)が実施する資格試験です。公式サイトでは、生成AIに関する基礎知識や動向、活用方法に加え、情報漏洩や権利侵害などの注意点まで学べる試験と説明されています。

試験の概要

  • 受験資格:制限なし
  • 形式:オンライン(IBT方式)。四肢択一式で、一部は複数選択を含む
  • 出題数と時間:60問・60分
  • 受験料:11,000円(税込)。学生は5,500円(税込)
  • 日程:年5回(2・4・6・8・10月)。各月の1日から月末までの期間内に、希望の時間で受験できる
  • 公式テキスト:翔泳社から、製本版・電子書籍版とも2,090円(税込)。2027年試験シラバス対応版が予約受付中

会場に行く必要がなく、受験期間の中で好きな時間を選べるのが特徴です。公式の試験案内ページでは、次回は2月試験と案内されています。

なお、GUGAは2026年10月21日から23日にかけてサービスを一時停止し、10月試験の申込期間を2026年11月7日(土)23:59まで延長したと公式サイトのお知らせに書かれています。10月試験をこれから受ける人は、マイページで日程を確認しましょう。

合格率の見方

公式の試験案内ページには、2026年8月試験の合格率が81.2%と書かれています。回別の受験者数や合格点、学習時間の目安は書かれていません。

こんな人におすすめ

生成AIを仕事で使い始める人、会社の生成AI研修の仕上げに資格を取りたい人におすすめです。会場に行かず、自宅から受けられます。詳しい解説は、生成AIパスポートとは?で紹介します。

E資格:AIを作るエンジニア向けの上級資格

E資格は、ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選んで実装する能力や知識があるかを確かめる試験です。エンジニア向けの資格で、ここまで紹介した資格とは受験の条件が大きく違います。

JDLAのE資格の公式ページ
JDLAのE資格の公式ページ(2026年10月27日に撮影)。受験資格や試験日程、最新の結果発表が載っています。画像は日本ディープラーニング協会の公式サイトより。
  • 受験資格:JDLA認定プログラムを、試験日の過去2年以内に修了していること
  • 形式:会場で受験する知識問題(多肢選択式)。120分・約100問
  • 受験料:一般33,000円、学生22,000円、会員27,500円(税込)
  • 日程:年2回。次回は2027年2月19日〜21日(申込は2026年12月1日から)、その次は2027年8月27日〜29日
  • 結果:2026年第1回(2026年3月13日発表)は、1,317名が受験し911名が合格

先に認定プログラム(講座)を修了する必要があるため、講座の費用と期間もかかります。公式ページに学習時間の目安は書かれていません。AIを作る仕事を目指す人以外は、まずG検定や生成AIパスポートから始めるのが現実的です。

Generative AI Test:すでに終了した試験

Generative AI Testは、JDLAが実施していた、生成AIの知識とリテラシーを確かめるミニテストです。受験料は2,200円(税込)、全20問・20分のオンライン試験で、誰でも受けられました。

しかし、公式ページには「試験終了に伴い、次回試験の開催はございません」と書かれています。最後の開催は2025年第1回(2025年6月7日)で、終了の理由と日付は公式ページに書かれていません。古い記事で「受験できる」と紹介されていることがあるので注意してください。

回受験者数合格者数合格率
2023年第1回1,122名829名73.89%
2023年第2回1,822名1,162名63.78%
2024年第1回1,775名1,262名71.10%
2024年第2回1,911名1,339名70.07%
2025年第1回(2025年6月7日開催)1,677名1,313名78.29%

上の表は、JDLAの公式ページに掲載されている結果です(2025年第1回以外は、開催日の記載がありません)。同じページには、合格者の92%以上が学習時間を30時間未満と回答した、とも書かれています。なお、G検定の会場試験は、以前のGenerative AI Testと同じシステムで実施されると、G検定のページに書かれています。

DS検定:データを扱う力を確かめる

DS検定(リテラシーレベル)は、データサイエンティスト協会が実施する、データサイエンスの基礎を確かめる試験です。生成AIの資格ではありませんが、AIを使うときの土台になるデータの読み方や考え方を学べます。

  • 受験資格:制限なし
  • 形式:全国の会場でのCBT(コンピュータで受ける試験)。選択式で100問・100分
  • 受験料:一般10,000円、学生5,000円(税抜。税込の表記は公式ページになし)
  • 日程:第14回は2026年11月7日(土)〜22日(日)。個人の申込は2026年10月23日(金)で終了している

合格率と学習時間の目安は、確認した公式ページには書かれていませんでした。次の回の日程は、公式サイトで確認してください。

目的別のおすすめ

あなたの目的おすすめ理由
生成AIを安全に使えるようになりたい。まず1つ取りたい生成AIパスポート自宅のオンラインで受けられ、出題範囲に情報漏洩や権利侵害などの注意点が含まれる
AIの全体像を、技術と法律・倫理の両面から学びたいG検定受験資格がなく、AIの基礎から事業での活用までシラバスに沿って学べる
AIを作る仕事(エンジニア)を目指すE資格ディープラーニングの理論と実装を確かめる。認定プログラムの修了が必要
データの読み方から学びたいDS検定 リテラシーレベルデータサイエンスの基礎を確かめる。受験資格なし
好きな時間に自宅で受けたい生成AIパスポート受験期間の中で希望の時間を選べるオンライン試験(IBT方式)

資格は取ること自体が目的ではなく、仕事や学習で使える知識を身につける手段です。履歴書に書ける資格を探している人も、まず自分の目的を決めてから選びましょう。

資格より先に、実際に使ってみたい人はChatGPTの使い方完全ガイドから始めるのもおすすめです。触りながら覚えた知識は、試験でも役立ちます。

資格の勉強方法

1. 公式のシラバスと例題を見る

G検定は公式ページにシラバス(出題範囲)と例題が載っています。生成AIパスポートも、出題範囲はシラバスから出題されると公式に書かれています。最初に出題範囲を見ると、勉強の見通しが立ちます。

2. 公式テキストか、参考書を1冊決める

生成AIパスポートには、GUGA監修の公式テキスト(翔泳社、2,090円(税込))があります。G検定の公式ページにも学習参考書籍の案内があります。何冊も買うより、1冊を繰り返し解くほうが定着しやすいです。

3. 生成AIは実際に触って覚える

生成AIの仕組みや注意点は、読むだけでは分かりにくい分野です。ChatGPTなどを実際に使うと、用語が具体的にイメージできます。ChatGPTの使い方や、生成AIとはの記事も参考にしてください。

4. 受験日を先に決める

日程を決めると、勉強の計画が立てやすくなります。生成AIパスポートは年5回で、各月の期間内に好きな時間を選べます。G検定は年6回のオンライン試験があります。

生成AIを学ぶ講座を探している人へ

資格の勉強の前に、まず生成AIを実際に使って慣れておきたいという人もいるでしょう。独学が不安な人は、生成AIスクールおすすめ比較で、学べる内容や料金を比べてみてください。

月額3,980円で学べるシンプルAIアカデミーは、全19コース310レッスンで、ChatGPT・Gemini・Claudeなどの生成AIの使い方を順番に学べる学習サービスです(入会金0円)。生成AIの基本を、実際に触りながら学びたい人に向いています。

7日間の無料トライアルがあり、期間内に解約すれば料金はかかりません(申し込みにはクレジットカードの登録が必要で、無料期間のあとは月額3,980円(税込)で自動更新されます。初回のみ1人1回)。

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生成AIの資格に関するよくある質問

Q:生成AIの資格は、持っていないと仕事で困りますか?

資格がなくても生成AIは使えます。ただし、資格の学習を通じて、リスクや注意点を体系的に学べるのが利点です。会社によって資格の扱いは違うので、必要かどうかは職場の方針も確認しましょう。

Q:一番簡単な資格はどれですか?

難しさは人によって違うため、一概には言えません。公式に発表されている数字では、G検定の2026年第5回が約77%(計算値)、生成AIパスポートの2026年8月試験が81.2%です。ただし、問題の内容も受験者層も違うので、単純には比べられません。

Q:G検定と生成AIパスポートは、両方受けるべきですか?

目的次第です。AIの全体像を体系的に学びたいならG検定、生成AIを安全に使うリテラシーを確かめたいなら生成AIパスポートが向いています。どちらか1つで十分な人も多いので、まず目的に近いほうを選びましょう。

Q:E資格はG検定に合格していないと受けられませんか?

公式ページの受験資格は「JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること」で、G検定の合格は条件として書かれていません。詳しくは公式ページで確認してください。

まとめ:目的を決めて、1つ選ぼう

  • 生成AIを安全に使いたいなら「生成AIパスポート」(11,000円・オンライン・年5回)
  • AIの全体像と事業活用を学ぶなら「G検定」(13,200円・オンラインか会場・年6回)
  • AIを作る仕事なら「E資格」(認定プログラムの修了が必要・年2回)
  • Generative AI Testは終了済み。古い情報に注意

まずは自分の目的を決めて、公式サイトで最新の日程と受験料を確認し、受験日を先に決めてしまいましょう。

※記事内の情報は2026年10月27日前後に確認した、日本ディープラーニング協会(jdla.org)、生成AI活用普及協会(guga.or.jp)、データサイエンティスト協会の公式サイトの内容です。料金・日程・合格率は変わることがあるため、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。合格率のうち「割り算すると」と書いたものは、公式の受験者数と合格者数から計算した参考値です。
※画像は各公式サイト(G検定・E資格)のスクリーンショットです。