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「画像生成AIがたくさんあって、どれを選べばいいか分からない」「無料でどこまで使えるの?」「作った画像を仕事やブログに使っても大丈夫?」という疑問を持つ人は多いはずです。

この記事では、ChatGPT・Gemini・Adobe Firefly・Microsoft Copilot・Stable Diffusionを中心に、無料で使えるか、料金、商用利用の条件を比較表にまとめます。あわせて、目的別のおすすめと、文化庁の資料をもとにした著作権の注意点も解説します。内容は2026年10月27日時点で、公式ページで確認できた範囲です。

なお、公式ページがアクセスできず読めなかったサービス(Midjourney、Canva、Microsoft Designer など)は、確認できていない情報を書かないよう、比較表には入れていません。各社のページで最新の内容をご確認ください。

画像生成AIとは?できること

スマートフォンでChatGPTを開いている様子
ChatGPTやGeminiなど、ふだん使うAIチャットでも画像を作れます。(写真:Jernej Furman / CC BY 2.0)

画像生成AIは、「夕焼けの海辺を歩く犬」のように文章(プロンプト)で説明すると、その内容に合った画像を作ってくれるAIです。絵を描く技術がなくても、イラストや写真風の画像、ブログのアイキャッチ、SNS用の素材などを作れます。

生成AIそのものの仕組みは生成AIとは?初心者向けの解説で説明しています。画像生成の指示文の書き方は、文章で使うプロンプトとほぼ同じ考え方です。

やりたいこと画像生成AIの使いどころ
ブログ・SNSの素材記事のアイキャッチ、投稿用のイラスト、背景画像
資料・デザインスライドの挿絵、チラシやバナーのたたき台
アイデア出し商品やキャラクターのイメージ案、構図の下書き
画像の編集背景の差し替え、不要な物の削除、写真の一部を描き足す

画像生成AIを選ぶ前に見る4つのポイント

1. 無料で使えるか(回数の制限)

多くのサービスは、無料でも試せますが、作れる枚数や1日あたりの回数に制限があります。具体的な回数は変わりやすく、公式ページに数字が書かれていないサービスもあるため、この記事では公式で確認できた範囲だけを書きます。

2. 商用利用ができるか

商用利用とは、仕事の資料、お店の宣伝、広告、販売する商品などに画像を使うことです。可否や条件はサービスごとに違い、料金プランや会社の売上規模で条件が変わるサービスもあります。使う前に、必ず各社の公式の規約やヘルプで確認してください。

3. 日本語で指示できるか

日本語のプロンプトで使えるかどうかは、初心者にとって大事な点です。ChatGPTは日本語でそのまま指示できます。Geminiは、公式ヘルプで画像生成が「サポートされている言語と国」に限られると説明されています。

4. どんな画像が得意か

写真のようなリアルな画像、イラスト、文字入りのデザイン、既存の画像の編集など、サービスによって使い方の中心が違います。目的に合わせて選ぶと、作り直しが減ります。

画像生成AIの比較表

公式ページで確認できた内容を表にしました。

サービス無料で使えるか有料プランの例商用利用の条件使える場所
ChatGPT(OpenAI)Freeでも画像の作成が可能。回数に制限あり(公式の料金ページ)Go・Plusは画像作成が増える。Proは無制限(不正利用防止の範囲内)公式の利用規約・ヘルプで要確認(本記事では確認できず)ブラウザ、公式アプリ
Gemini(Google)無料で画像の生成・編集が可能(公式の料金ページ)。1日の上限ありGoogle AI Plus 月額725円、Pro 月額2,900円、Ultra 月額14,500円〜。無料版の2倍・4倍などの使用量上限ヘルプに商用利用の直接の記載なし。利用規約と禁止用途ポリシーに従い、公開前に自分で確認するよう案内ブラウザ、アプリ
Adobe Firefly無料プランあり。毎日一定量を無料で生成(制限あり)Standard 月額1,580円(月2,000クレジット)、Pro 月額3,180円(月4,000)、Pro Plus 月額6,600円(月10,000)。すべて税込「Fireflyのモデルは商用利用に適している」と説明。パートナーモデルは各社の条件を確認ブラウザのFirefly、Adobeのアプリ
Microsoft Copilot無料での画像作成の具体的な上限は公式ページに記載なし有料プランは無料より高い使用量(Personal・Premium・Pro)サービス規約:出力の所有権をMicrosoftは主張しない。権利や使い道は利用者が判断Copilot、WordやPowerPointのCopilotチャット
Stable Diffusion系(Stability AI)モデルをダウンロードして自分のパソコンで使う形が基本。Community Licenseは無料年間売上100万ドル以上はEnterprise License(個別見積もり)年間売上100万ドル未満の個人・小規模事業はCommunity Licenseで商用利用可。禁止用途ポリシーの順守が必要自分のパソコンやサーバー(設定の知識が必要)

※料金は2026年10月27日時点の公式ページの表示です。Geminiは公式の料金ページ、Fireflyは公式の日本語ページ(税込)、ChatGPTは公式の料金ページ、Copilotは公式のプランページ、Stability AIは公式のライセンスページで確認しました。Copilotの日本での料金は、本記事では確認できていません。

サービス別の特徴

ChatGPT:会話しながら画像を作り直せる

ChatGPTは、チャットで「もう少し明るくして」「背景を夜にして」と頼みながら画像を直していけるのが使いやすい点です。公式の料金ページでは、無料のFreeでも画像の作成は回数の制限つきで使えると書かれています。Go・Plusでは画像の作成が増え、Proでは無制限(不正利用を防ぐための制限の範囲内)です。

始め方や料金プランの全体像はChatGPTの使い方完全ガイドで解説しています。商用利用の条件は、OpenAIの利用規約とヘルプで確認してください(本記事では公式ページを読めなかったため書いていません)。

Gemini:無料で画像の生成・編集ができる

Googleの公式の料金ページでは、無料版でも画像の生成・編集ができると書かれています。有料のGoogle AI Plusは無料版の2倍、Proは4倍の使用量上限です。公式ヘルプによると、画像の生成は13歳以上(国により年齢が異なる)、画像の編集は18歳以上が条件で、ダウンロード時の解像度はGoogle AIプランで2K、プランなしでは1Kです。

商用利用については、ヘルプに直接の記載がありません。生成時にGoogleの利用規約と禁止用途ポリシーに同意したことになり、他者の著作権やプライバシーの権利を侵害しないよう、公開・利用の前に自分で判断するよう案内されています。使い方はGeminiの使い方ガイドで紹介しています。

Adobe Firefly:商用利用を考える人向け

Adobeは、Fireflyのモデルは商用利用に適していると説明しています。公式ページによると、Adobeのモデルは、Adobe Stockのライセンス取得済みコンテンツとパブリックドメインのコンテンツで学習されており、ユーザーのコンテンツや生成物を学習には使っていないとのことです。仕事で使う画像に不安がある人は、まず候補に入れたいサービスです。

無料プランでは、毎日一定量を無料で生成できます(制限あり)。有料はStandardの月額1,580円(税込・月2,000クレジット)から。生成した画像には、AIを使ったことを示す「コンテンツクレデンシャル」が付くと説明されています。なお、FireflyにはGoogleやOpenAIなどのパートナーモデルも用意されていて、そのモデルの商用利用の条件は別に確認する必要があります。

Microsoft Copilot:WordやPowerPointの中でも画像を作れる

Microsoftの公式ページでは、WordやPowerPointのCopilotチャットから画像を生成できると説明されています。有料プランは無料よりも画像作成の使用量が多くなりますが、公式ページには無料の上限の数字は書かれていません。

Microsoftのサービス規約では、AIサービスの出力の所有権をMicrosoftは主張しないとされています。一方で、出力に対する知的財産権や使い道が適切かは、使い方や地域の法律をふまえて利用者が判断する必要があります。第三者からの申し立てへの対応も、利用者が負うとされています。

Stable Diffusion系:自分のパソコンで使う上級者向け

Stability AIのStable Diffusionは、モデルを入手して自分の環境で動かす形で使われます。公式のライセンスページによると、年間売上が100万ドル未満の個人・小規模事業者は、無料のCommunity Licenseで使えます。売上が100万ドルに達する場合は、Enterprise Licenseの購入が必要です。

生成物(出力)は利用者のものとなり、商用でも使えますが、法律とStability AIの禁止用途ポリシーに従う必要があります。ただし、パソコンの環境づくりなどの知識が要るため、初心者は上のサービスから始めるのがおすすめです。

Midjourney・Canva・Microsoft Designerについて

この3つも広く使われている画像生成のサービスですが、本記事の作成時には公式の料金・規約ページを読むことができませんでした。無料で使えるか、料金、商用利用の条件は、必ず各社の公式ページで確認してください。そのため、比較表には入れていません。

目的別のおすすめ

目的おすすめの選び方
まず無料で試したいChatGPT(回数制限つき)またはGemini(1日の上限あり)。どちらもアカウントがあればすぐ試せる
会話しながら直したいChatGPT。チャットで修正を指示して、画像を仕上げていける
仕事・ブログで安心して使いたいAdobe Firefly。公式がモデルを商用利用に適していると説明。パートナーモデルは条件を別に確認
WordやPowerPointの資料に入れたいMicrosoft Copilot。Officeのチャットから画像を作れる
自分の環境で自由に作りたいStable Diffusion系。パソコンの知識が必要。Community Licenseの売上条件を確認

画像生成だけでなく、文章・動画も含めて自分に合ったAIを探したい人は、動画生成AIの比較もあわせて読んでみてください。

著作権・肖像権で気をつけること

画像生成AIで作った画像を公開するときに、一番気になるのが著作権です。文化庁は、文化審議会の「AIと著作権に関する考え方について」を2024年3月に取りまとめ、その概要を公表しています。以下は、この概要の資料で確認できた内容です。

AIで作った画像を公開・販売するとき

文化庁の概要資料では、AIで作った画像をSNSに公開したり、複製物を販売したりする場合は、通常の著作権侵害と同じ基準で判断されると説明されています。つまり、生成された画像が既存の著作物と「類似性」(創作的表現が共通していること)と「依拠性」(既存の著作物をもとに創作したこと)の両方が認められると、著作権侵害になり得ます。

どちらか一方でも認められなければ、既存の著作物の著作権侵害にはなりません。ただし、画像を作ること自体が適法でも、SNSへの公開などの「利用」が直ちに適法になるわけではなく、場面ごとの判断が必要とされています。

特定の作品に似せるのは避ける

同じ資料では、利用者が既存の著作物を知らなくても、AIの学習にその著作物が使われていた場合には、依拠性が推認されることが通常とされています。特定のキャラクターや作品に似せるようなプロンプトは、避けるのが安全です。

AIで作った画像は、誰の著作物になる?

資料では、人が指示をほとんど与えず(簡単な指示にとどまり)「生成」ボタンを押すだけでAIが作ったものは、著作物にあたらないと考えられるとされています。一方、人が創作的な表現のための「道具」としてAIを使ったと認められれば、著作物にあたり、利用者が著作者となると考えられます。

判断は、AI生成物ごとに個別に行われます。資料では、創作的な表現を具体的に示す詳細な指示や、生成後の加筆・修正は、創作的な寄与と評価される可能性を高めるとされています。逆に、試行回数が多いことや、複数の画像から選ぶことだけでは、影響しないとされています。

この「考え方」自体は、法的な拘束力を持つものではなく、特定の生成AIについて確定的な評価をしたものでもないと、資料に明記されています。判断が難しい場合は、専門家に相談してください。

肖像権・パブリシティ権は別の問題

文化庁の概要資料で確認できたのは著作権の話です。実在する人の顔や姿に似せた画像の公開には、肖像権やパブリシティ権(有名人の名前や姿が持つ経済的な価値を守る権利)といった別の問題が関係する可能性があるため、本記事では詳しく解説していません。実在の人物に似せた画像は、公開しないのが無難です。

  • 特定の作品・キャラクター・人物に似せる指示は避ける
  • 商用で使うときは、サービスごとの規約(商用利用の条件)を確認する
  • 生成した画像は、公開前に既存の作品に似ていないか見直す
  • 仕事で使う場合は、取引先や会社のルールも確認する

文化庁の公式ページは「AIと著作権」です。概要資料は「AIと著作権に関する考え方について【概要】」(PDF)から確認できます。

上手な画像を作るプロンプトのコツ

ポイント書き方の例
何を描くか「公園のベンチで本を読む女性」のように、主役と場面を書く
スタイル「水彩画風」「写真のようにリアルに」「フラットなイラスト」など
色・雰囲気「やわらかい朝の光」「落ち着いたパステルカラー」など
用途・縦横比「ブログのアイキャッチ用、横長」など。使い道を伝える

1回で完璧な画像はなかなか出ません。「もう少し明るく」「人物を小さく」と少しずつ直していくと、近づけられます。Geminiの公式ヘルプにも、末尾に「描いて」などの指示を添えることや、スタイルを指定するコツが紹介されています。

画像生成AIをもっと使いこなしたい人へ

画像生成AIは、触ってみるのが一番の近道ですが、プロンプトの組み立て方や、仕事・副業での使い方を順番に学ぶと、思いどおりの画像に近づくまでの時間が短くなります。AI学習サービスの選び方は生成AIスクールおすすめ比較でも紹介しています。

月額3,980円(税込)で学べるシンプルAIアカデミーには、「画像生成AI」の講座(全16レッスン)があり、イラストやデザイン素材を思いどおりに生成する方法を学べます。全19コース・310レッスンが見放題のプランです。7日間の無料トライアルがあり、期間内に解約すれば料金はかかりません(申し込みにはクレジットカードの登録が必要で、無料期間のあとは月額3,980円(税込)で自動更新されます。初めて申し込む人のみ、1人1回の利用です)。

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画像生成AIに関するよくある質問

Q:完全に無料で使い続けられますか?

ChatGPTは回数の制限つき、Geminiは1日の上限つき、Fireflyは毎日一定量の無料枠で、いずれも無料でも画像を作れます。ただし、具体的な回数は公式ページで変わることがあります。たくさん作りたい場合は、有料プランを検討しましょう。

Q:作った画像をブログや仕事で使ってもいいですか?

サービスごとに商用利用の条件が違います。Fireflyのように商用利用に適していると説明しているものもあれば、規約と禁止用途ポリシーに従い、利用者が判断するよう案内しているものもあります。使う前に、公式の規約を確認してください。

Q:日本語のプロンプトでも作れますか?

ChatGPTは日本語でそのまま依頼できます。Geminiは、サポートされている言語と国で画像生成を使えます。他のサービスの日本語対応は、本記事では公式ページで確認できていないため、使う前に試してみてください。

Q:AIで作った画像は自分の著作物になりますか?

文化庁の概要資料では、AIが自律的に作ったものは著作物にあたらず、人が創作的な表現のための道具として使った場合は著作物にあたり、判断は個別になるとされています。一律には決まらないため、気になる場合は専門家に相談してください。

まとめ:まずは無料で試し、商用は規約を確認

  • ChatGPT・Gemini・Fireflyは、無料でも画像を作れる(回数・量に制限あり)
  • 仕事で使うなら、商用利用の条件を各社の公式ページで確認する
  • Fireflyは商用利用に適したモデルと公式が説明。パートナーモデルは別に確認
  • 公開・販売する画像は、既存の作品に似ていないかを確認し、特定の作品に似せない

まずは無料枠で、ブログのアイキャッチ1枚を作るところから始めてみてください。

※写真の出典:Jernej Furman「Smartphone with ChatGPT app and laptop」(Wikimedia Commons、CC BY 2.0)。

※記事内の情報は2026年10月27日時点の各社公式ページ・規約および文化庁の公開資料に基づきます。機能・料金・条件は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。Midjourney・Canva・Microsoft Designerなど、公式ページを確認できなかった内容は掲載していません。